※現在、別ドメインのブログの記事を移行中です。この記事は 2020年1月19日に公開したものです
ひとつ前の記事「安いプリンターでお願いします」で、一万円以下のプリンターをご紹介しました。
また、最近のプリンターは、無線LAN接続、両面印刷、コピー機能、スキャナー機能等を搭載した、複合機となっている事も記しました。
それでは、そのクラスの上の1万円以上の価格帯のプリンターは何が違うのか?を解説します。
当然、高価な部品や、高度な技術が投入されていると言う事もありますが、
結論から言いますと、以下の3つの要素が価格を上げることとなります。
- 高画質になる
- 大容量インクタンク型
- 使える用紙が大きくなる
1.高画質になる
1万円以下のプリンターのインクは、4色のものがほとんどです。
また、1万円以下のクラスは紙のサイズの上限が A4ですが、その上のB3やB3ノビと言った大きなサイズが印刷出来ると価格も上がります。
1万円以下のプリンターは、インクタンクが殆ど 4色タンクです。
- シアン(青系)
- イエロー(黄系)
- マジェンタ(赤系)
- ブラック(黒)
しかし、1万円以上のプリンターは、タンクの数が、値段の上昇とともに、5色、6色、7色と増えて行きます。
私が確認しているので最高は12色(業務用です)。
プリンターは、インクをを混ぜて、様々な色を再現しますので、混ぜる種類が多ければ、それだけ微細な色の表現が可能となります。
6色以上のプリンターで、写真用紙にプリントすれば、写真展や店頭ポスターに使用できるレベルの美しい印刷が出来ます。
しかし、当然、それを制御するシステムは複雑になりますし、高価なインクも多種類使用する事となります。
よって、仕事用の書類、年賀状等の発色を、さほど気にしない印刷、
「色がついていればイイ」レベルなら4色で十分です。
2.大容量インクタンク型
一昨年前くらいから注目を集めだしたのが、大容量インクタンク型プリンターです。
最近のプリンターは一万円前後から買えて、とても安いと書いてきましたが、
実は、インクは高いモノです。しかも、購入時に付いているインクの殆どは、使い始めて、数回使うと、インク切れになります。
これは家電量販店の説明員に聞いたのですが、「標準添付のインクタンクは、交換用インクと同じ量のインクが入っているが、最初にプリンター内の配管をインクで満たすため、印刷に使用できる量は少ない」という話でした。
これは「カミソリ刃モデル商法」と言われ、まず、安値で本体を販売する。その後長く、インクを末永く買ってもらうというビジネスモデルです。
大容量インクタンク型プリンターは、そのやり方を改めて、最初からたくさんインクがセットされている機種です。
当然、インク量が多いので値段も2万円以上からとなります。
また、タンクが大きいので、プリンター自体も大きくなります。
3.使える用紙が大きくなる
1万円以下のプリンターで使える用紙の上限は、A4迄というのがほとんどです。
しかし、仕事で A3横の表を作ることも有ります。
また、写真が好きなら A3やA3ノビで大きな写真をプリントアウトしたい事もあると思います。
扱える用紙が大きくなれば、当然、プリンター本体も部品も大きくなります。そのため値段は上がります。
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