※現在、別ドメインのブログの記事を移行中です。この記事は 2020年1月5日に公開したものです
私の前職ですが、科学技術関係の機関で、研究の支援に関わる業務を20年程やりました。
業務の内容としては、広報やコンピュータ関連ならなんでも、詳細はいずれ、また書きますが、
今日は、観衆がいる前で発表する際に使用するパソコン機種について書きます。
イベント(シンポジウム、セミナー、報告会等)の開催事務局(要は裏方)を担当することが多く、
研究者が発表する舞台上のパソコン関連機器の接続係も何百回もやりました。
発表者は、自分のノートパソコンを使って15分間〜30分位の発表を順番に行っていきます。
プロジェクターを使用して、壁のスクリーンに投射して、指し棒やレーザーポインターで指しながら説明されます。
その際、よくあるのが、パソコンの画面がスクリーンに投射されない というトラブルです。
当然、事務局側としては、イベント開催前日までに、発表者の発表用電子ファイル(パワーポイント)を、事前提出していただいて投射テストして、念には念、万全の状態に準備します。
しかしながら、研究に関わる資料と言うのは研究者に取って、自分の命と同じ位の重要なものであり、絶対に他人に触れさせない言う方も少なくありません。
そのような場合は、ご自身のパソコンを持ち込み、発表直前にプロジェクターと接続することとなり、前述の「パソコンの画面がスクリーンに投射されない」というトラブルが発生する事態を招きます。
何百人もの聴衆が注目する舞台上でのトラブルです。事務局側としても、一刻も早くトラブルを解決し舞台進行を戻さねばなりません。
原因としては、色々有るのですが、パソコンのグラフィックボード(映像出力回路)の信号に、プロジェクター側が対応出来ない事が多かったと思います。
パソコンを駆使して研究にあたる研究者のパソコンは、やはり一般の事務用パソコンではなく、高性能で最先端のグラフィックボードが搭載されている機種が多いです。
プロジェクターは、会場側で一度導入したら、何年にも渡り故障するまで設置され続けるものです。
しかし、パソコンの方は、日進月歩でどんどん最新技術が投入されていきます。
つまり、最新・最先端のグラフィックボードを搭載しているノートパソコンの中には、古いプロジェクターを繋いでの出力テストはしてないモノもあるだろうと言うことです。
ただ、その点、パナソニックのレッツノート(Panasonic Let’s note)であれば、そう事態に遭遇したことがありませんでした。
発表直前に研究者がパソコンを持ち込まれたとしても、レッツノートであれば、トラブル無く行けると安心でした。
実際、私が担当した分野の研究者の7割程度は、レッツノートを使用していました。
レッツノートは、非常に高価で、普通の会社の事務用のノートパソコンの倍以上の値段、20万円以上するのがザラです。
しなしながら、失敗の出来ないビジネスの現場において、予算を気にしないのであれば、一択な性能と安心感です。
多分、こういう使用される状況も考慮した設計やテストが行われた商品開発なのだと想像しています。
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